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これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも あふ坂の関
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どうも、最近若干冷房病気味な河童です
汗で皮膚が痒くなるのがいやで部屋をずっと除湿にしてたらなんだか冷房病気味です。

しばらく、といっても4日程度ですがここを更新しなかったわけですが、それも皆さんと同じ、試験の類で忙しかったわけです。しかしそんな忙しさもこれまで!(正確には明日で最後)
そして新しく忙しい夏休みがやってくるわけですね~・・・ハァ
どうもここ最近PCと机にばっかり向き合ってるんでどうも頭痛がしてきます。てか星蓮船やってたせいでもあるんですがね、ここ最近は毎日PCに向かってます。
どうせ試験も殆ど追試なんで最早開き直り状態です(笑)次本気出す!(死亡フラグ立ちました~)

さて、久々に追記を書きます
今回は根暗な感じじゃなくしようと思ってます
これは河童が今学んでいることであり、この話で親と論争を繰り広げたのでちょっと書いてみます
ではこのへんで川流れ~









最近は空前のエコブーム
というか、世界レベルで環境問題が論議されていて、特に地球温暖化については深刻に物議をかもしています。みなさんも環境問題にたいして何かしら取り組みたいとか貢献したいとか思ってたりする人もいるんじゃないでしょうかね。
最近では環境保全やら里山計画やらで、森林を守る意味で木を切っちゃいけないように考えられていますね。実際に世界の砂漠化や森林伐採は深刻な問題です



でも知ってましたか?
日本の森林は木を切らないことによって荒れ放題だと



最近「炭素固定」って言葉をよく耳にします
だから山が必要で森を守って~、ってなことをみんな言ってるわけですが、ぶっちゃけ意味不明って言う感じじゃないでしょうか。
ってなわけでちょっとこの「炭素固定」について説明していきたいと思います。



さて、ちょっと常識的なはなし
『植物は光合成をして二酸化炭素を吸収して酸素を出す』、こういうことは中学生ぐらいで習ったんじゃないでしょうか
じゃあちょっと突き詰めて、「それってどういう意味?」って説明を先にしておきます
知ってるよって人は読み飛ばしてください。

人間も含めて、動物は生き物を食べて栄養を得て成長します。特に肉のたんぱく質と芋のでんぷん。
この食べ物は胃で消化されて、最終的にブドウ糖(C6H12O6)という形になります。
これを吸収して身体を形成するわけです。動物の身体もたんぱく質です。

さて、動物は移動して捕食出来るけど植物はどうでしょう?口もなければ消化器官もないのでごはんを食べれません。
ではどうやって栄養を得ているかというと、空気なわけです。
皆さんは根っこから栄養分を吸収していると思っている方が多いと思いますが、実は大体吸収してるのは水(H2O)なんです。

ここで登場するのが光合成という行動です。
先にも言ったとおり、動物の成長には身体をつくるブドウ糖(C6H12O6)が必要なわけです。要するにブドウ糖をつくるには炭素6個、水素12個、酸素6個が必要なわけです。
地面から水を吸収しているので必要な水素(H)と酸素(O)は確保できました。で、肝心なのは炭素(C)です。
そこで空気中にいっぱいある二酸化炭素(CO2)を吸収して炭素を確保するわけです。
さあ、材料は揃ったんで残りは工場に持っていってブドウ糖をつくるだけ。この場合の工場は細胞内の葉緑体(葉っぱの緑色の原因)で、工場を動かすエネルギーは太陽光なわけです。ブドウ糖をつくるときにちょっと酸素(O)があまるので要らないものは棄てちゃいます

超絶的に雑ですが、これが『植物は光合成をして二酸化炭素を吸収して酸素を出す』光合成の概要です



お待たせしました、本題に戻ります。
今日、日本の森林面積は国土の3分の2を占めており、国連食料農業機関(FAO)が公表しているデータでは日本の森林率は68.2%と先進国の中ではフィンランドに次いで2番目と森林大国なわけです。
んじゃ、そんなにあるなら日本の森に二酸化炭素吸ってもらえばいーじゃーん!
ってのが森林の炭素固定です。炭素固定という呼び名についてですが、身体を構成している、動物ならたんぱく質、植物ならセルロースという糖分に形を変えて、生き物として「固定」してしまうのでこうやって呼ばれています。
植物の場合、空気中の二酸化炭素の炭素を固定するので話題になってるわけです。

でも、はいじゃあがんばって。と丸投げしていいわけありません。実際、昔から光合成はしてるわけでそれで二酸化炭素増えてるんだからなにか対策を立てなきゃいけないわけです。

ではちょっと考えてみてください
生まれたての赤ん坊と中年のおっさん、20年後どっちが成長しているでしょうか?
当然、子供はすくすく育って成人男性と同じ身長ほどになるでしょう。しかしおっさんは?横に伸びることはあっても縦にはほぼ成長しないでしょう。つまり、育ち盛りの子供は大きくなるためにいっぱい食べます。対しておっさんはもう成人しているのでこれ以上成長する必要がありません。20年の間隔で見てみると、成長するために食べた量は子供のほうが圧倒的に多いわけです。20年後の自分ー20年前の自分=成長分=食べて吸収した栄養≒炭素量です。

人間は動くので消費するエネルギーがあるぶんこうは当てはまらないんですが、まあいいとしてくだちい

木の場合、苗木からはぐんぐん育っていきますが、大体一定の大きさになると殆ど成長しなくなります。苗木からの成長ではいっぱい光合成をして二酸化炭素を吸収しますが、成熟するとほとんど吸収しません。それどころか、木も呼吸するので二酸化炭素を放出しますから成熟した森では二酸化炭素吸収量と放出量がほぼ±0です。

んじゃどうしたらいいか?
そんなの、成熟したら切ってまた新しく苗木を植えればいいって話です
つまりに木を二酸化炭素の貯金箱のように考えて、いっぱいになったらまた新しい貯金箱を用意するわけです。

そんなんでいいのかよ、といいたくなるでしょうがこういうものなんです。
寧ろこれは林業というひとつの産業の生産におけるひとつの過程と思ってください。

木造住宅を建てれば、それは空気中の二酸化炭素が凝縮したようなもんです。木材製品も然りです。

つまり日本の木材を適量適切に使うことがエコであるという説です。

そうはいっても、林業の労働者人口の減少、外国材の輸入による林屋の経営難など現実はなかなか上手くはいきません。林業ブームがくるとかほざいてる背景にはそういうことがあるわけです。

もちろん、ばかすか木を切ってはまた禿山がいっぱい出来て自然が荒れるだけです

木材価格問題やら林業の実情、緑の砂漠化や花粉の原因など語るとものすごく長くなるのでこの辺でやめておきます。
これをみて森林の話や林業と環境問題に興味を持った人はまた米に質問を書くなりメールで訊くなりしてくだちい。自分のわかる範囲でお答えします

では雑なままこれにてどろん
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